第24回イチロクカンファレンス開催レポート!┃今一番ホットな街!?久里浜で出張開催!@湘南しんきんホール

「まちにイノベーションを起こす!」をテーマに、三浦半島をベースに活動する方々がプレゼンテーションをするイチロクカンファレンス。

第24回となる今回は、今一番ホットな街と言っても過言ではない!?久里浜へ出張!

こちら、湘南信用金庫久里浜支店の湘南しんきんホールをお借りして開催しました!

登壇者は過去最大となる7名。
盛り沢山なレポートをお届けします!


 

<登壇者紹介>

  1. 一般社団法人リンクセクタ 代表理事 阿部 敏博 氏
    「まちの「女子力」」
  2. N-Sports tracking Lab合同会社 代表社員 CEO 横井 愼也 氏
    「すべてのマリンスポーツの常識を変える! デジタルトレーニングとマルチアングル観戦への挑戦」
  3. コミュニティナース/横須賀まちの保健室プロジェクト代表 小松 亜矢子 氏
    「まちの保健室、これまでとこれからの話」
  4. 一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木 愛 氏
    「地域で活用できる認可外託児所「sukasuka-nursery」」
  5. 株式会社ヤチヨ 代表取締役社長 鈴木孝博
  6. 空き家レンジャー代表・ピンク 加藤 太一 氏
    「空き家レンジャーが横須賀に進出!?」
  7. 久里浜商店街協同組合 理事長 森下守久 氏
    「久里浜商店街の新しい取り組み〜キャッシュレス導入事例等〜」

 


01. 一般社団法人リンクセクタ 代表理事 阿部 敏博 氏
「まちの「女子力」」

最初の登壇者は一般社団法人リンクセクタの代表理事をつとめる阿部敏博さん。

 

一般社団法人リンクセクタは、地域活性化に寄与することを目的として、平成28年7月に設立された会社です。行政・民間企業とは異なる第三の部門である多元セクターとして地域社会のバランスと調和を図り、個人・団体・企業・行政や人と人とを結びつける事業を行っています。

その具体的な内容はというと、

・買い物難民の支援として、移動スーパー「とくし丸」を始動
・地域包括センターと連携して高齢者の就労を支援
・消費税増税などで事業の継続が困難と感じている個人事業主の相談支援

など、地域の課題を見つけながら活動をしているそうです。

 

また、「女性の力をまちのパワーに!」をコンセプトに、横須賀に縁のある女性起業家3名を講師に招き、
10/3(木)『まちの女子力』イベントを開催予定。

 

「興味のある方、知恵を貸してくれる方はぜひ一緒に活動してもらいたい!」とのことでした!

 

一般社団法人リンクセクタ
HP
Facebook


02. N-Sports tracking Lab合同会社 代表社員 CEO 横井 愼也 氏
「すべてのマリンスポーツの常識を変える! デジタルトレーニングとマルチアングル観戦への挑戦」

続いてはつい先月16Startupsで起業したというN-Sports tracking Lab合同会社・代表の横井愼也さん。
横須賀でワールドカップ大会も開催されているウィンドサーフィンとの出会いをきっかけに、新しいスポーツの価値を発見したいと会社を立ち上げました。

2014年からウィンドサーフィンを始めたという横井さんは、その翌年の大会でビギナー部門優勝。本格的にプロを目指してみたいと、効率よく上達できる方法としてフォームをデジタル化し分析することを思いついたのだとか。

 

これまでわかりにくかった上手い選手とそうでない選手の差をIOTを活用し計測して分析することでトレーニングの効率を上げる『スポーツパフォーマンス分析事業』は、現在では世界中から注目され、分析をしてほしいと声がかかるほど。

 

また、『スポーツエンターテイメント事業』では、
海上で行われるマリンスポーツは陸から離れていて直接観戦が難しいという特徴があるため、競技をドローン撮影しマルチアングルでライブ配信、また選手1人1人にGPSをつけてリアルタイムに位置情報を取得することでレースの全体像を把握し3Dのバーチャル映像にして配信するという、今までにないような観戦スタイルを提供しています。

 

2020年、第4回目となるウィンドサーフィンワールドカップも横須賀で開催されます!どうぞお楽しみに!

 

▼詳しい事業内容はクラウドファンディング掲載ぺーじからどうぞ!
https://readyfor.jp/projects/sup-worldtour-osaka


03. コミュニティナース/横須賀まちの保健室プロジェクト代表 小松 亜矢子 氏
「まちの保健室、これまでとこれからの話」

続いては、昨年4月のイチロクカンファレンスでコミュニティナースとして活動を始める意気込みを語ってくれた小松亜矢子さんが、約1年半の時を経て再び登壇!

 

小松さんが目指すのは、地域の人たちの活動動線の中にあって立ち寄りやすく、気軽に看護師とお喋り・相談ができる場所をつくること。これは全国的にも注目されている取り組みなのだそう。

活動に賛同してくれた3人の看護師仲間と、昨年6月には京急長沢駅のコミュニティカフェで月2回『まちの保健室』をスタートさせ、今年8月には拠点も増やし活動を拡大しているとの事。

 

また、地域の人たちを交えて勉強会や意見交換を行う『よこすかケアラボ』も始動。第1回目となる10/24は、この横須賀で必要とされていることは何か、コミュニティナースが出来ることは何かといったことを話し合います。

 

これからの展望については、「ボランティアで始めた活動ですが、これからは法人化してきちんと事業としてやっていきたい」と小松さん。将来的には複合施設を作りたいと語ります。

 

詳しい活動内容や『まちの保健室』のスケジュールはコチラをご覧ください!

横須賀まちの保健室プロジェクト┃Facebook


04. 一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木 愛 氏
「地域で活用できる認可外託児所『sukasuka-nursery』」

続いては、久里浜商店街内に事務所を構え活動を広げている一般社団法人sukasuka-ippoより、代表の五本木愛さんが登壇。
『sukasuka-ippo』は、横須賀市療育相談センター・ひまわり園の保護者会から生まれた障害児のお母さんたちのグループ。
横須賀の障害福祉に関わる情報を集めて発信する活動から始まり、子どもたちが大きくなっていくうえで「足りないもの、欲しいと思うものは自分たちでつくろう!」と思い立ち、さまざまな事業に発展させています。

 

 

2017年6月には横須賀商工会議所と連携し、働きたいお母さんたちと地域企業とを繋げ新しい働き方を提案する『よこすかテレワーク』をスタート。また翌年4月には、障害のある子もない子も共に過ごせる場所を作りたいとインクルーシブ学童『sukasuka-kids』を開所しました。

 

そして数ヶ月前に新たに久里浜商店街にオープンしたのが、障害があっても安心して通うことのできる美容室『SARAH』と、障害の有無にかかわらず就学前の子どもを預かることができる託児施設『sukasuka-nursery』。その準備資金はクラウドファンディングで集め、100人を超える方からの支援のおかげで無事にオープンすることができた喜びを語りました。

 

「美容室って、障害児にとっては特にハードルが高いんです。お店の人にも周りのお客さんにも迷惑をかけてしまうかもという心配からなかなか一歩を踏み出せない家庭が多い。」と五本木さん。『SARAH』オープン後間もなく、寝たきりのお子さんの利用があり、生まれて初めての美容室を体験しとても喜んでくれたのだとか。

託児事業については、横須賀には一時預かりをしてくれる保育施設が少なく、小さい子どもを育てるお母さんたちが切実に求めているものだと感じていたそう。「きょうだい児の用事や病院だけでなく、お母さん自身のリフレッシュにも活用してほしい」と語ります。また10月からの保育無償化に向け、定期利用枠も設けているとのことです。

 

駅からすぐの商店街の中に、働く場所・子どもを安心して預けられる場所・そして美容室。近くには公園やスーパーも。
これは子育て世代には嬉しいですよね!

「どうかこの横須賀市久里浜に、たくさんの子育て世代が集まってくれたらと願っています」と締めくくった五本木さん。
これからの活動にも注目です!

 

一般社団法人sukasuka-ippo┃HP
五本木 愛┃Facebook


05. 株式会社ヤチヨ 代表取締役社長 鈴木孝博

続いては株式会社ヤチヨの代表であり、この16Startupsを運営する株式会社マチノべの一員でもある鈴木考博が登壇!

 

第20回イチロクカンファレンス登壇時にスピーチした『よこすかポートマーケット』のその後のことをはじめ、横須賀の商業施設事情について語りました。

『よこすかポートマーケット』は運営元であったシティサポートよこすかが撤退して以降、2019年末までという期限つきでテナント会だけで運営を続けていますが、今のところ赤字にならず運営ができているとの事。その後は閉店しリニューアルオープンに向けて新しい事業者が運営を引き継ぐそうです。

 

また今年3月に閉店した 『ショッパーズプラザ横須賀』跡地に新たに開業する商業施設についても、テナントはほぼ決定しオープンに向けて着々と準備が進んでいるとの情報も。2020年4月24日(金)、グランドオープンが待ち遠しいですね!

 

 

そして鈴木自身も、今後も地域活性化に貢献できるような新しいことをやっていきたいと意気込みを語ります。

最近は中学生など子どもたちへ向けて話す機会も多いそう。
”夢亡き者に成功はなし”という吉田松陰の言葉を用い、
「事業を通してまちに魅力を贈れるような人になりなさい」とエールを贈っています。

 

鈴木孝博┃Facebook
株式会社ヤチヨ┃HP


06. 空き家レンジャー代表・ピンク 加藤 太一 氏
「空き家レンジャーが横須賀に進出!?」

 

続いて登壇したのは、カラフルなつなぎ姿が印象的な、その名も『空き家レンジャー』。

『空き家レンジャー』とは、使われなくなり放置された空き家をリノベーションし新たな価値を生み出すボランティア集団。
その特徴は、改装活動をイベント化しみんなでわいわい楽しくやること!メンバーひとりひとりが好きな色を選んで「○○レンジャー」になれるのも魅力のひとつで、現在レンジャーは400色を超えているのだとか。

 

これまでの活動はというと、
・逗子の古民家をシェアハウスに
・社員寮だったところをモノづくり工房&シェアキッチンに
さらに空き家だけに留まらず…
・漁港などで処分に困っている空き船を子どもが遊べるプールに
・空きビルをコワーキングスペース&シェアバーに…
などなど、無限の発想力で次々とリノベーションを実現させています!

そんな空き家レンジャーの代表を務めるピンクレンジャー・加藤さん(写真右)が全力で応援したい!と紹介するのは横須賀で空き家を再生したいと立ち上がった2人の若きレンジャー!

 

スカーレットレンジャー(写真左)は、第20回イチロクカンファレンスにも登壇し横須賀市谷戸地域の空き家を使った街歩き型リアル脱出ゲームを開催するというNELD代表・三田さん。ターコイズレンジャー(写真中央)は横須賀市秋谷の空き家を「記念日を過ごすためのホテル」として開業しようと動き出しています。

「横須賀の未来を担う若者を応援しましょう!」と加藤さん。

 

空き家レンジャーの挑戦はまだまだ続きます!

 

空き家レンジャー┃Facebook


07. 久里浜商店街協同組合 理事長 森下守久 氏
「久里浜商店街の新しい取り組み〜キャッシュレス導入事例等〜」

 

本日最後の登壇者は、久里浜商店街協同組合の理事長をつとめる森下守久さん。

商店街自体が衰退しつつある近年、時代の流れに合わせてキャッシュレスを導入するなど、新たな挑戦をし続けています。

 

大型店であるイオン久里浜店がオープンした際には、久里浜商店街の多くの店舗でWAONを導入。湘南信用金庫1階にはチャージ機も設置しました。WAONカードといえば地域ごとにいろいろなデザインを販売していますが、『横須賀開国WAONカード』はなんと久里浜商店街ポイントカードとドッキング。大型店と商店街とが共同して地域活性化を図るというのは全国的に見ても初の取り組みだったのだとか。また、この『横須賀開国WAONカード』は全国どこで使っても、横須賀市に5%の利益が入る仕組みになっているというから驚きです。

 

最近ではキャッシュレス化の波に乗って新たにpaypayを導入するなど、進化を遂げている久里浜商店街。
「お客さんにキャッシュレスが浸透する前に、まずは自分たちが慣れなければと。商店街でも対応できるだけの体制は作るべきかなと思っています」と森下さんは語ります。

 

今後は横浜F・マリノスの拠点が移ってくるほか、他地区の警察署や市民病院の移動先になっており大きな変化が予想される久里浜地区。
これからのさらなる発展に期待せずにはいられません!

 


最後はお決まりのイチロクポーズでフィニッシュ!

次回のレポートもどうぞお楽しみに!!

第23回イチロクカンファレンス開催レポート┃先輩スタートアップから学ぶ急成長の秘訣!

 

8/16、第23回イチロクカンファレンスを開催しました!
偶数月となる今回は、スタートアップとして業界に新しい風を起こしてきた先輩スタートアップをお招きし、トークセッションを行いました。
テーマは「先輩スタートアップから学ぶ急成長の秘訣」。
どうぞ最後までご覧ください!


┃登壇者Profile

菱木 豊氏
inaho株式会社 代表取締役CEO
▷鎌倉生まれ、鎌倉育ちの鎌倉っ子。不動産投資コンサルタント会社に入社し、4年後に独立。2014年に株式会社omoroを大山氏らと設立し、不動産系Webサービスを開発運営後に売却。AI導入のコンサルティングや、InstagramのマーケティングWebサービスを開発運営。地域活動のカマコンの運営。最新テクノロジーに関するTheWave塾の事務局等、幅広い分野で活動。(HPより)

 

2017年に設立し急成長をとげているinaho株式会社。新聞や雑誌、テレビなどさまざまなメディアで取り上げられ、イベントで話をすることも多いという菱木さん。
登壇時間30分という短い時間のなかで、まず会場のイチロク参加者から「ここが聞きたい!」の声を集め、それを元にトークを進めていただきました。

 

┃inaho株式会社がやっていること

世界初の自動野菜収穫ロボットを開発。AIによる画像認識によって野菜のサイズや成長を判別し、ロボットアームによって収穫を行います。ロボットは販売するのではなく無償で貸し出し、その収穫高に応じて報酬を得るシステム。現在、すでに佐賀県内のアスパラガス農家で実運用が始まっています。

┃どうしてやろうと思ったの?

もともと自伝を読んだり経営者の話を聞くことが好きだったという菱木さん。そこで「事業で成功している人は時代の潮流にのっている」という共通点があることに気付き、現代のテクノロジーの潮流の中で
・誰もやっていないこと
・社会的に意味があること
・これは勝負できるなと確信が持てること
をやろう!と決めたそう。

 

そんな時、アメリカの会社がレタスを自動的に間引くロボットを開発したことを知り、地元である鎌倉で農家の友人に話をしたら「それもいいけど、雑草をなんとかできないか」という話に。
それまで農業とは無縁だった菱木さんは、実際に雑草取りを体験しその大変さを身をもって知ったのだとか。
別の農家を訪ねた際には「アスパラガスの収穫ロボットを作ってほしい」という声を受け、ニーズ調査をしていった結果、より作業時間が長く負担の大きい「収穫」の作業を軽減できるロボット開発へ動き出しました。

┃まったく未知の世界・・・続けてこれた理由は

「こんなことできたらいいなという構想はあっても、ロボット開発のノウハウが全くなかったため、何もないところからのスタートでした」と菱木さん。専門知識や技術のありそうな大学の先生たち100人以上に「教えてください!」と連絡をとり、共同開発をしてくれる先生と出会えたんだそう。

 

とはいえ会社を設立してから3年くらいは資金繰りに本当に苦労し、自分自身が報酬をとれるようになったのは2018年頃からだったと振り返ります。
どうしてそこまで情熱を持って続けられたのか?という参加者からの疑問に、菱木さんは
「昔は手作業で収穫していたお米も今は機械が当たり前。じゃあ10年後はどうなっているだろう?と考えてみた時に、野菜もそうなっているだろうと。10年後そうなった時、ああやっぱりと苦虫を噛み潰したように見ているのか、それとも自分自身がその中でプレイヤーの一人として活躍しているのかは、今の自分の選択次第なんですよね。」と話します。

 

そして原動力となっているのは、農家さんからの期待と応援の声。なんとしてでも完成させなくては!と責任感を持って挑戦を続けてきました。

 

「農業人口はあと10年で半分になると言われています。当然生産量は減って、一方で人口は5%程度しか減らない。そうすると、野菜がとんでもなく高騰することになります。今私たちがやっているこの事業で、負担なく生産性を上げることができれば、農家の方の畑の拡大にも繋がって、みんなハッピーですよね。」

┃実現させたいと願う『ベーシックインカム』

テクノロジーの進化の一方で、社会的格差が広がっていくことは否めないと語る菱木さん。

「日本でも、ベーシックインカムを実現させたい」と強く願います。

―『ベーシックインカム』
就労や資産の有無にかかわらず、すべての個人に対して生活に最低限必要な所得を無条件に給付するという社会政策の構想。社会保険や公的扶助などの従来の所得保障制度が何らかの受給資格を設けているのに対して無条件で給付することが特徴。(コトバンクより抜粋)

 

「学生向けのキャリアアップ講座で話をしたとき、学生たちが「こんなことをやりたい」と社会的助けになるようなすごくいいことをたくさん語っていました。だけど実現するのは1パーセントくらいでしかなくて、やはりみんな生活していくために、就職活動をして、企業に勤めて…。これがもし、最低限の生活を保障してくれるシステムがあったら、本当にやりたいことに挑戦することができるきっかけになると思うんです。」と、
未来を担う若者にとっても意義のあることだと語ります。

┃最後に

「事業を立ち上げる上で、僕はプロダクトよりもビジョンが大事だと思っていて。明確なビジョンがあれば、人は集まります。しんどい時期は必ずあるけど、諦めないことが大事!」と、エールをいただきました!

 

 

最後はもちろん、イチロクポーズでフィニッシュ!

菱木さん、貴重なお話ありがとうございました!!

 

https://inaho.co/

 

イチロクカンファレンス20190916「まちにイノベーションを起こす挑戦Vol.24@久里浜」

「まちにイノベーションを起こす!」をテーマに、

三浦半島をベースに活動する方々がプレゼンテーションします!


今回はなんとイチロクを離れて、久里浜に出張して開催します!特別版ということもあり、登壇者も7名の方々に登壇いただきます!
もちろんアクティブに行動している方々をキャスティング!ますますホットなイベントになりつつあるイチロクカンファレンスをぜひお見逃しなく!!

 

会場のホールは、合計130名を収容できる素晴らしいホールで100席は埋めたいと思います!ぜひお友達をお誘い合わせの上、ご参加いただければ幸いです!

 

<登壇者紹介(順不同)>
▼久里浜商店街協同組合 理事長 森下守久 氏
「久里浜商店街の新しい取り組み〜キャッシュレス導入事例等〜」

 

▼一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木 愛 氏
「地域で活用できる認可外託児所「sukasuka-nursery」」

 

▼空き家レンジャー 代表 ピンク 加藤 太一 氏
「空き家レンジャーが横須賀に進出!?」

 

▼N-Sports tracking Lab合同会社 代表社員 CEO 横井 愼也 氏
「すべてのマリンスポーツの常識を変える! デジタルトレーニングとマルチアングル観戦への挑戦」

 

▼コミュニティナース/横須賀まちの保健室プロジェクト代表 小松 亜矢子 氏
「まちの保健室、これまでとこれからの話」

 

▼一般社団法人リンクセクタ 代表理事 阿部 敏博 氏
「まちの「女子力」」

 

▼株式会社ヤチヨ 代表取締役社長 鈴木孝博
「調整中(お楽しみに)」

 

登壇者のトークにはきっと「まちにイノベーションを起こす」ヒントがあります。そのヒントはビジネスや各種団体の事業、ひいてはご自身の人生にも繋がってくるかもしれません!入場無料なのでお気軽にご参加ください!

 

いっしょに行動を起こしていきたい!何かやってみようかな!どんなことをするのか覗いてみよう!など、まだイチロクに来たことがない方でも大歓迎!

 

日時:9月16日(祝)
時間:15:00〜 スタート、プレゼン(受付14:30〜)
17:30〜 懇親会
場所:湘南信金久里浜ホール 3F
(横須賀市久里浜4-8-17)
参加費:なし(懇親会参加の方は3000円)
定員:100名 ※先着順

 

イチロクカンファレンスは、定期的に毎月開催していきます!
今月は5名登壇のプレゼンイベント、来月は先輩スタートアップを招いたトークセッションを開催します!隔月でパターンを変えて開催しますのでお楽しみに。

 

次回はみんなの前でプレゼンしたい!と言う方も、ぜひお越しください!

第22回イチロクカンファレンス開催レポート┃多種多様な登壇者に熱量MAX!濃密な時間となりました!

 

7/16、第22回イチロクカンファレンスを開催しました。
「まちにイノベーションを起こす!」ことをテーマに、三浦半島をベースに活動する方々が熱いプレゼンテーションを繰り広げました!

 

<登壇者紹介>

  1. 「 高校生主体で横須賀の未来を変えるイベント『よこすかゆめみらい』開催!」
    三浦学苑特進コース1年生の皆さん
  2. 「よこすかパパママ夏祭りの挑戦 ー「子育て系」の壁を突破するためにー」
    横地 広海知 氏(よこすかパパママ夏祭り実行委員(よこすかパパママ学園 生徒会長))
  3. 「楽しいエンターテイメントを三浦半島の芸能事務所」
    たかけろおねえさん 氏(花と福祉と若者と三浦半島元気プロジェクト)
  4. 「地域にチャレンジマネーを!私がVCで働く理由」
    石坂 颯都 氏(フューチャーベンチャーキャピタル(株))
  5. 「タウンニュースを前進的横滑りさせる」
    安池 裕之 氏(㈱タウンニュース横須賀支社)
  6. 「よこすか湘南きれい塾 第1回オープ二ングイベント〜きれいは必ず作れます」
    秋元 陽子 氏(FOREST HOUSE 代表)

01.「 高校生主体で横須賀の未来を変えるイベント『よこすかゆめみらい』開催!」
三浦学苑特進コース1年生の皆さん

 

「皆さんは、横須賀が好きですか~!」
と元気な呼びかけから始まったスピーチ。
本日のトップバッターは、三浦学苑特進コースの1年生だというフレッシュな4人組です。

 

彼女たちは、大好きなまち横須賀が20年・30年後もいいまちであって欲しいという想いから、自分たちが主体となって ”横須賀を変える!“ イベントを開催します。
その名も『よこすか・ゆめ・みらい』!

 

開催は夏休み中である8月18日、会場は三浦学苑内です。
イベント内容は、横須賀をテーマに12の分野に分かれディスカッションするというもの。学生だけでなく地域住民や大人も参加し、さまざまな分野について幅広い年代が語り合います。

 

集客目標は300人以上!ということで、いろいろなところで声掛け・宣伝をしているという彼女たち。
この企画力・行動力に、会場の大人たちは脱帽でした!

 

『よこすか・ゆめ・みらい』公式サイト(こちらも彼女たちの手作りです!)


02.「よこすかパパママ夏祭りの挑戦 ー「子育て系」の壁を突破するためにー」
横地 広海知 氏(よこすかパパママ夏祭り実行委員(よこすかパパママ学園 生徒会長))

 

 

続いての登壇は、7/20(土)開催目前!『よこすかパパママ夏祭り』の実行委員を務める横地さん。
イベントにかける想いを熱く語ってくれました。

 

もともとは企画・デザインの仕事をしていたという横地さんは、昨年、横須賀の人と出会い親交を深めたことをきっかけに「まちづくり」をやってみようと思い立ったのだそう。

昔の恩師だという長坂一郎さんの言葉、「建築とは心地いい連続をつくることである」にヒントを得て、
まちづくりでも「家族・仲間・地域」のつながりを心地よくすることで、子育てしやすい、暮らしやすいまちになるのではと考えました。

 

しかしそこで感じたのは、横須賀の3つの課題。

 

「バラバラ」…横須賀には100を越えるたくさんの団体があり、誰に何を聞いたらいいのかがわからない!
「おんなじ」…イベントを開催しても、参加者がだいたい同じになってしまう…
「知らない」…必要としている人に情報が届いていない!

ということ。

 

「いくら団体の人たちが身を削って一生懸命に活動していても、イベントを開催すること自体が目標になってしまっていては、本来の目的、変えたいと思っていることに向けての成果が上がらない」と横地さん。

そこで、他団体と手を取り合い共同でイベントを開催することに。
「ふつうに行ってみたいと思える、みんなが知ってるようなイベントに!」というコンセプトで企画し、生まれたのが『よこすかパパママ夏祭り』です。

どぶ板通りを中心に会場を3か所に設定し、パパママ世代が盛り上がる懐かしいアイテムやインスタ映えを狙ったフォトスポット、話題のVRを使ったお化け屋敷、相談窓口などさまざまなコンテンツを用意しています。

 

集客目標は1000人!ということで、とにかく告知に力を入れているのだそう。
「ボランティアも大募集です!」との事でした。

 

よこすかパパママ夏祭り┃Facebook


03.「楽しいエンターテイメントを三浦半島の芸能事務所」
たかけろおねえさん 氏(花と福祉と若者と三浦半島元気プロジェクト)

 

 

続いては、この日の登壇者の中でもひと際個性を放っていたと言っても過言ではない…たかけろお姉さんの登壇です!

 

23歳、逗子在住というたかけろお姉さんは自身がバイセクシャルであることを公言し、フラワーアーティストとして生け花の講師やデザインをしたり、ラジオやテレビなどのメディアでのタレント活動もこなす、多彩な才能の持ち主。

高校時代にはヘルパーの資格、専門学校では花の知識や技術を身につけ、その後都内で福祉と花に関わる会社に1年間勤務。
そして三浦半島に戻ってきたたかけろお姉さんは2017年5月、『花と福祉と若者と三浦半島元気プロジェクト』をスタートさせ、その名のとおり「三浦半島を元気にしよう!」と活動を始めました。

 

自身の得意分野と経験を活かし、
・全国で地域活性化イベントに出演、企画運営も
・お花畑レポート(くりはま花の国・ソレイユの丘など)
・高齢者施設や障害者施設へ出向きボランティア
・ラジオ出演、動画生配信
など、幅広い活動を展開。

 

「今はYouTubeやTikTokを見てもわかるように、モノや場所ではなく人をブランドにする時代。自分自身が三浦半島のブランドになれたら」と語ります。

 

「どんなイベントでも、やっている人が楽しんでいれば必ずお客さんは来ます!」とたかけろお姉さん。
これからの活動にも注目です!

 

花と福祉と若者と三浦半島元気プロジェクト
HP
Facebook


04.「地域にチャレンジマネーを!私がVCで働く理由」
石坂 颯都 氏(フューチャーベンチャーキャピタル(株))

 

 

続いての登壇者は、生まれも育ちも横須賀だという石坂さん。
大学院では地域活性化について学び、実際に三重県での地域活性プロジェクトにも参加。その後、企業向けの保険を扱う仕事に就きいろんな経営者の方と関わる中で、もっと経営者の方と深く関われる仕事はないかと辿り着いたのが現在の会社だそう。

 

VC(ベンチャーキャピタル)といえば前回(イチロクカンファレンスvol.21)、gamba!の森田社長が記憶に新しいですが、まだ聞きなれない方も多いはず。この日、イチロク参加者の中でも知っていたのは少数でした。

VCとは一言でいえば、ベンチャー企業に対し投資をして、その資金を切り盛りしながら企業の成長をサポートする会社。期間は3~5年で、投資したお金を回収し終了となります。

 

石坂さんの勤めるフューチャーベンチャーキャピタル(株)では、
「100年続く会社を作る」をコンセプトに、全国さまざまな地域の中小企業を応援したいという想いで「地方創生ファンド」を運営しています。

 

参加者からの「直接金融機関に融資を受けるのと何が違う?」という質問には
「VCは融資ではなく投資。株主になったような感覚でその企業の経営者と同じ目線で伴走して、応援する立場です。何年かたったあとに大きくなって返ってきたらいい、そんな想いでやっています」と石坂さん。

これからもたくさんの経営者の方の話を聞きたい!と意欲を語ってくれました。

 

フューチャーベンチャーキャピタル


05「タウンニュースを前進的横滑りさせる」
安池 裕之 氏(㈱タウンニュース横須賀支社 編集長)

 

続いては、横須賀で知らない人はいない!と言っても過言ではない地域情報誌『タウンニュース』横須賀支社より、編集長の安池裕之さんが登壇。
横須賀版の立ち上げ当時から担当し14年目だという今、自分なりに危機感を感じているのだとか。

週に1回新聞折込で届くタウンニュースは、以前は折込部数9万9000部だったのに対し現在は8万600部まで減少しており、横須賀市の16万世帯中の半分ほどとなっているそう。

 

新聞を購読している世代は40代以上が中心で、老人ホーム・相続・葬儀など高年齢層の興味関心が高い広告を入れることで最適な伝達手段となっている一方で、課題となっているのは新聞未購読世代へのアプローチ。
20代~30代の子育て世代はどれくらい新聞をとっているか調査したところ、14%という結果に愕然としたといいます。

 

そんな中、中学生へ向けて職場体験の様子を取材した記事などを載せた「中学生新聞」を学校を通じて配る取り組みをしたり、
横浜エリアでは「こどもタウンニュース」を小学校を通じて児童に配付するなど、地域独自の戦略を展開しているそう。また、最近では個人を対象にしたギフト新聞ということで、結婚式や米寿、退職祝いなどに合わせて思い出となるような新聞作りを考案。どのように依頼を受けていくかなどは検討中だそうです。

 

タイトルの「前進的横滑り」という言葉にあるように、少しずつ違う領域に足を踏み出しながら前進していきたいという安池さん。「これからは他団体や他企業とコラボレーションして新しいメディアの形を作ってみたい」と語ります。
熱いチャレンジ精神をひしひしと感じました!

 

タウンニュース┃横須賀・三浦


06.「よこすか湘南きれい塾 第1回オープ二ングイベント〜きれいは必ず作れます」
秋元 陽子 氏(FOREST HOUSE 代表)

最後の登壇者は、令和元年5月に起業しファスティングサロン『よこすか湘南きれい塾』を立ち上げた秋元陽子さん。

 

「キレイ」というキーワードが元々好きだったという秋元さんは、化粧品会社に15年間勤めたものの、夜遅くなることが多く子育てと両立できなかったことをきっかけに、横須賀市役所へ転職。幼稚園で用務員さんとして働きながら、お掃除の資格やインテリアコーディネーターなどを取得したそう。
得た知識を活かして幼稚園の子どもたちに何かを提案したい!と考え、お掃除を教える「きらきら隊」を結成!そこで子どもたちがわくわくしてくれる姿に感動したのだとか。

 

また、『ファスティング(=断食)』を勉強し、当時85kgあった体重を、1年間で30kg落とすことに成功。
これが雑誌などに取り上げられ、何かまちづくりに活かせないか?と考えたのが起業のきっかけだそうです。

そうして生まれた『よこすか湘南きれい塾』。メンバーは衣・食・住のスペシャリストが揃い、「みんなで力を合わせればトータルコーディネートができるのでは」と語ります。


▲本日集まってくれた「きらきら隊」の皆さん!それぞれの得意分野を活かして活動されています

 

7/27に開催されるオープニングイベントきれいは必ず作れますでは、
・秋元さんが見事成功したというファスティングの効果と魅力について
・「洋服を着替えて人生を着替える」スタイリストによる洋服選びを伝授
・たった15分で5歳若返るサプライズタイム!栄養士・薬膳マイスターによる試食会
・フォトグラファーによるセルフポートレート撮影

などなど、盛りだくさんな企画を用意しているとの事(有料・要事前申し込み)。
女性だけでなく、男性の方も大歓迎だそうです!

 

 

よこすか湘南きれい塾┃HP


というわけで、本日のイチロクカンファレンスも、ものすごい熱量でした!
多種多様な登壇者に終始圧倒され、刺激をもらい、あっという間の2時間でした。
一言では言い表せないほど、良い意味でカオス。でもそれがこのまちの縮図なんじゃないかとも思っています。

 

最後はいつものイチロクポーズでフィニッシュ!

 

~おまけ~

カンファレンス後の親睦会も充実したものになりました!

 

次回もどうぞお楽しみに!!

イチロクカンファレンス「鎌倉から世界へ!誰も作れなかった自動野菜収穫ロボットを作った話」

8/16、第23回イチロクカンファレンスを開催します!!

テーマは「先輩スタートアップから学ぶ急成長の秘訣」!
今回のカンファレンスは、スタートアップとして業界に新しい風を起こしてきた先輩スタートアップをお招きし、トークセッションをおこないます!

ゲストは、
inaho株式会社 代表取締役CEO 菱木 豊さんです!!

菱木さんは、鎌倉生まれ、鎌倉育ちの鎌倉っ子。
不動産投資コンサルタント会社に入社し、4年後に独立。2014年に株式会社omoroを大山らと設立し、不動産系Webサービスを開発運営後に売却。AI導入のコンサルティングや、InstagramのマーケティングWebサービスを開発運営。地域活動のカマコンの運営。
最新テクノロジーに関するTheWave塾の事務局等、幅広い分野で活動
https://inaho.co/

当日は、菱木氏の実績と経験を基に、ご参加いただいた皆さんとのQ&Aのトークセッションをメインに進めていく予定です。

スタートアップ企業を目指しているが、資金調達や、IoTについて、経営難をどう乗り越えてきたかなど、必ずヒントが得られるはず!

スタートアップを目指している方はもちろん、既に企業を経営されている方、これから創業しようとしている方必見です!!

日時:8月16日(金)
時間:19:00〜 スタート、トークセッション「鎌倉から世界へ!誰も作れなかった自動野菜収穫ロボットを作った話」(受付18:30〜)
20:10〜 ネットワーキング
場所:16 Startups
(横須賀市小川町19-5 富士ビル3F)
参加費:なし(懇親会参加の方は2000円)
定員:50名 ※先着順

イチロクカンファレンスは、定期的に毎月開催していきます!
5名のイノベーターに登壇→先輩スタートアップによるセミナーを毎月交互に開催!次回はみんなの前でプレゼンしたい!と言う方も、ぜひお越しください!

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略歴:inaho株式会社 代表取締役CEO 菱木 豊氏
鎌倉生まれ、鎌倉育ちの鎌倉っ子。
不動産投資コンサルタント会社に入社し、4年後に独立。2014年に株式会社omoroを大山らと設立し、不動産系Webサービスを開発運営後に売却。AI導入のコンサルティングや、InstagramのマーケティングWebサービスを開発運営。地域活動のカマコンの運営。
最新テクノロジーに関するTheWave塾の事務局等、幅広い分野で活動
https://inaho.co/

イチロクカンファレンス20190716「まちにイノベーションを起こす挑戦Vol.22」

7/16、第22回イチロクカンファレンスを開催します!!
「まちにイノベーションを起こす!」ことをテーマに、三浦半島をベースに活動する方々がプレゼンテーションします!

今回のスピーカーもアクティブに行動している方々のキャスティング!ますますホットなイベントになりつつあるイチロクカンファレンスをぜひお見逃しなく!!


<登壇者紹介>

「よこすかパパママ夏祭りの挑戦 ー「子育て系」の壁を突破するためにー」
横地 広海知 氏(よこすかパパママ夏祭り実行委員(よこすかパパママ学園 生徒会長))

「 高校生主体で横須賀の未来を変えるイベント「よこすかゆめみらい」開催!」
三浦学苑特進コース1年生の皆さん

「タウンニュースを前進的横滑りさせる」
安池 裕之 氏(㈱タウンニュース横須賀支社)

「楽しいエンターテイメントを三浦半島の芸能事務所」
たかけろおねえさん 氏(花と福祉と若者と三浦半島元気プロジェクト)

「地域にチャレンジマネーを!私がVCで働く理由」
石坂 颯都 氏(フューチャーベンチャーキャピタル(株))

「よこすか湘南きれい塾 第1回オープ二ングイベント〜きれいは必ず作れます」
秋元 陽子 氏(FOREST HOUSE 代表)

登壇者のトークにはきっと「まちにイノベーションを起こす」ヒントがあります。そのヒントはビジネスや各種団体の事業、ひいてはご自身の人生にも繋がってくるかもしれません!入場無料なのでお気軽にご参加ください!

いっしょに行動を起こしていきたい!何かやってみようかな!どんなことをするのか覗いてみよう!など、まだイチロクに来たことがない方でも大歓迎!

日時:7月16日(火)
時間:19:00〜 スタート、プレゼン(受付18:30〜)
20:30〜 懇親会
場所:16 Startups
(横須賀市小川町19-5 富士ビル3F)
参加費:なし(懇親会参加の方は2000円)
定員:50名 ※先着順

イチロクカンファレンスは、定期的に毎月開催していきます!
今月は5名登壇のプレゼンイベント、来月は先輩スタートアップを招いたトークセッションを開催します!隔月でパターンを変えて開催しますのでお楽しみに。

次回はみんなの前でプレゼンしたい!と言う方も、ぜひお越しください!

第21回イチロクカンファレンス開催レポート┃今回は先輩スタートアップが登壇、失敗体験からの学びを共有しました!

第21回目となった16カンファレンスは先輩スタートアップから学ぶ急成長の秘訣ということで、
株式会社gamba 代表取締役社長の森田 昌宏氏に登壇いただきました!

 

▼森田 昌宏 ┃History
1970年愛知県生まれ。北陸先端科学技術大学院大学情報システム学博士前期課程修了、NTT研究所で暗号技術の研究開発に携わったのち、NTTコミュニケーションズ経営企画部、KLab(株) 社長室・プロダクトマーケティング部長を歴任し、その後、楽天トラベルへ移り社長室事業戦略を担当。楽天・三木谷社長の経営手法や日報による業績管理の手法に着想を得て、2012年11月にgamba!を創業し、代表取締役社長に就任。(HPより)


「今日は事業の成功体験というよりは失敗体験を話そうと思います」という言葉から始まった森田社長のスピーチ。
2012年に創業し今や国内最大級の日報共有アプリとして認知されている『gamba』ですが、現在に至るまでには森田社長曰く”暗黒時代”もあったのだとか。
そんな失敗談を
「VC(ベンチャーキャピタル)で資金を集めて事業を拡大しようとしたら、危うく会社をつぶしかけた話」
と題し語っていただきました。

 

 

そもそも日報とは社内において日々の業務記録を報告するためのものですが、従来は紙ベースであったりWordやExcelなどのデータで保存・共有するのが一般的。森田社長が開発したのは、そんな会社で欠かせない日報をスマートフォンやパソコンで簡単に入力でき共有できるアプリケーション『gamba』。

 

「一日の業務は、予定していた仕事と予定外の仕事、またそれがうまくいったかいかなかったかで大きく4つに分けられます。日報を共有する上で大切なのは、うまくいったところだけ見るのではなく、うまくいかなかったところを拾い上げてどうすればいいか考えたり、予定していなかったけどやってみたらうまくいったことを拾い上げてルーティンワークに取り入れたり、そういう使い方ができれば必ず会社は伸びます」と強く語ります。

 

現在およそ3000社の企業が日報に『gamba』を取り入れ、その業種は建築現場や介護職、牧場などさまざまです。

 

 

そしてここからは「じゃあ一体どこで失敗したのか?」という話題へ。
5年ほど前(2014年秋頃)、事業を拡大させるためベンチャーキャピタル※で資金を集め始めたという森田社長。

 

ベンチャーキャピタル(venture capital、略称:VC)とは、ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社(投資ファンド)のこと。主に高い成長率を有する未上場企業に対して投資を行い、資金を投下する。(Wikipediaより)

 

専門知識をもった優秀な人材を採用していたこともあり、人件費と広告費にお金がかかるためVCから必死に資金を集めなければいけない状況に。ピッチイベントなどで忙しくしているうち、社内のことに目が行き届かなくなり社員と距離ができていくのを感じていたそう。
お金は集まらない、プロダクトは進化していかない、お客さんは増えない…という悪循環のなか、本来ならお客様の契約を増やすことに時間を費やすべきだったところを、運営資金集め優先にしてしまったことで、良くない方向へ行ってしまった…と振り返ります。

 

事業がうまくいかなくなったことでVCの投資家たちも手を引き始め、ついには従業員を解雇するという苦渋の決断へ。ひとりで再スタートを切ることとなった森田社長は、データ分析の経験を活かし業務委託の仕事を引き受けながら『gamba』の再建へ向けて動き出します。
その力となったのは、養わなくてはいけない家族がいること、そして何より「既存のお客様がサービスを使い続けてくださっている。やめられるわけがない!」という強い想いでした。


この日参加されていた経営者の皆さんたちも、自社の情報共有のあり方を考えさせられる機会となりました。
また、先輩スタートアップとして資金調達や採用なども含めた経営者としての立ち振る舞いも学びがあったかと思います。

森田社長、ありがとうございました!

 

▼社員との情報共有、日報の見直しなどお考えの方はぜひ!
15日間無料でお試しいただけます!
日報共有アプリ gamba!

 

最後はイチロクポーズでフィニッシュ!

イチロクカンファレンス「先輩スタートアップから学ぶ急成長の秘訣!!」

6/17、第21回イチロクカンファレンスを開催します!!

テーマは「先輩スタートアップから学ぶ急成長の秘訣」!
今回のカンファレンスは、スタートアップとして業界に新しい風を起こしてきた先輩スタートアップをお招きし、トークセッションをおこないます!

ゲストは、株式会社gamba、代表取締役社長 森田 昌宏氏です!
サービス提供している「日報アプリgamba! (ガンバ)」は、これまで累計10,000社を超える企業が登録する国内最大級の社内SNS型日報アプリです。
https://www.getgamba.com/


当日は、森田氏の実績と経験を基に、ご参加いただいた皆さんとのQ&Aのトークセッションをメインに進めていく予定です。

スタートアップ企業を目指しているが、資金調達や、UI/UXの設計についてや、急成長の秘訣など、必ずヒントが得られるはず!

スタートアップを目指している方はもちろん、既に企業を経営されている方、これから創業しようとしている方必見です!!

日時:6月17日(月)
時間:19:00〜 スタート、トークセッション(受付18:30〜)
20:10〜 ネットワーキング
場所:16 Startups
(横須賀市小川町19-5 富士ビル3F)
参加費:なし(懇親会参加の方は2000円)
定員:50名 ※先着順

イチロクカンファレンスは、定期的に毎月開催していきます!
5名のイノベーターに登壇→先輩スタートアップによるセミナーを毎月交互に開催!次回はみんなの前でプレゼンしたい!と言う方も、ぜひお越しください!

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略歴:代表取締役社長 森田 昌宏 氏
1970年愛知県生まれ。北陸先端科学技術大学院大学情報システム学博士前期課程修了、NTT研究所で暗号技術の研究開発に携わったのち、NTTコミュニケーションズ経営企画部、KLab(株) 社長室・プロダクトマーケティング部長を歴任し、その後、楽天トラベルへ移り社長室事業戦略を担当。楽天・三木谷社長の経営手法や日報による業績管理の手法に着想を得て、2012年11月にgamba!を創業し、代表取締役社長に就任。

第20回イチロクカンファレンス開催レポート!今回も夢のあるスピーチで熱く盛り上がりました!

「まちにイノベーションを起こす!」をテーマに、三浦半島をベースに活動する方々がプレゼンテーションをするイチロクカンファレンス。
令和初となった第20回も、夢を持って活動する登壇者がキャスティングされ大いに盛り上がりました!

<登壇者一覧(登壇順)>

01.『窮地に立たされた斜陽産業にて〜業務改善と新規事業展開の一現場』
湘南製餡株式会社  代表取締役 望月真澄 氏
02.『Yokosuka×F.Marinos Project』
大澤 貴行・嘉山 淳平
03.『ポートマーケットにおける新たな挑戦』
鈴木 孝博
04.『夢が叶うまちを創ろう!』
NELD代表 三田 希美子 氏


01.『窮地に立たされた斜陽産業にて〜業務改善と新規事業展開の一現場』
湘南製餡株式会社 代表取締役 望月真澄 氏

最初の登壇者は湘南製餡株式会社の代表取締役、望月真澄さん。
「あんこ屋さん」3代目として、業界の苦難やこれからの展望について熱く語ってくれました。

望月さんの父である先代が経営していた頃はいわゆるバブル期で、勝手に仕事が入ってくるような時代だったそうですが、餡を卸していた和菓子屋の廃業などもあり、徐々に仕事が減っていく時代を経験されながら、会社を引き継いでいったそう。
豆の炊き方や仕入れなどあんこ屋としての日常業務は教わったものの、お得意様へのループ営業などが中心で新規開拓営業はほとんどしてこなかったため、経営に関しては誰からも教わることができなかった、と望月さん。
売り上げが落ちても人件費は落とせず、また排水処理費用の負担も大きい中、「嘆いてはいられない」と新規事業を決意し、和菓子をつくることを始めました。

そこで力を入れたのが従業員の意識改革。
経営者が決めたことに対し全員が同じ方を向けるよう働きかけをし、「みんなで頑張っていこう!」と決意新たに動き出しています!

湘南製餡株式会社


02.『Yokosuka×F.Marinos Project』
大澤 貴行・嘉山 淳平

続いては、16Startupsメンバーでもある大澤 貴行&嘉山 淳平が登壇!

「横浜F・マリノス」といえば誰もが聞いたことのあるサッカーチームですが、その拠点となっているのは横浜だけではないことをご存知でしょうか?実は、ここ横須賀もホームタウンなんです!
…と、参加者のほとんどが知らなかった事実に会場内はザワつきました。
なんでも、「横浜F・マリノス」のホームタウンは横浜・横須賀・大和の3都市なんだそうです。

「これが、当の横須賀市民にまったく浸透していないんです!」と嘉山。
ある時、知人の紹介で横浜マリノスのマネージャーの方と出会い、「マリノスをもっと使ってください!」という言葉に、これは使わない手はないと動き出しました。

ホームタウンである横須賀で、いかにマリノスを知ってもらいファンを増やすか、またどのように地元の活性化に繋げていくか、ということを考えながら、マリノスオープンイノベーション会議と称してワークショップを重ね、およそ1年間の準備期間を経て、「横須賀×F・マリノスプロジェクト」が始動。

実はこのカンファレンスの前日に、マリノス公式HPから「Jリーグをつかおう!」プロジェクトの一環として発表されたばかりだそう。
「まだ企画はまっさらな状態なので、ぜひ皆さんにやりたいことやアイデアを持ち寄ってキックオフミーティングに参加してもらいたい!」と意気込む大澤。

3年後には、みなとみらいから久里浜へマリノス公式練習場が移ってくるとのこと。
これは「横須賀F・マリノス」になる日も近い…!?

「Jリーグをつかおう!」プロジェクトページ
「横須賀×F・マリノスプロジェクト」


03.『ポートマーケットにおける新たな挑戦』
鈴木 孝博

続いてはまたまた16Startupsメンバーから、鈴木孝博が登壇!
昨年6月、突然の閉店発表に横須賀市民をザワつかせた『よこすかポートマーケット』についてスピーチしました。

『よこすかポートマーケット』といえば、三浦半島の肉や魚、野菜などの生鮮食品や特産品などを販売している地産地消マーケット。元々マグロの冷凍庫だったところを改装し、平成25年3月にオープンしました。しかし経営ノウハウ不足からか、年々客足は減り、年間7000万の赤字に。運営元であるシティサポートよこすかは、継続困難という理由で昨年6月に撤退を発表。テナント店舗側は何も知らされないまま、新聞記事を見てビックリしたのだとか。

鈴木自身も、ポートマーケット内に土産物屋やジェラートショップなど店舗を出している立場。
「経営が厳しいことは感じていたが、他の店舗の皆さんと頑張ってやってきていたところを突然撤退と聞いて…」と当時の困惑を語ります。

経営難とはいえ、来場者は年間30万人。また年間3000台の観光バスが停留する場所でもあるため、
観光に力をいれているはずの横須賀市があの場所を閉めてしまっていいのか?なんとか継続ができないかと、この1年間、シティサポートと話し合いを重ねたそうです。

そして現在、2019年4月より1年間という期限つきで、テナント会だけで運営をしているとのこと。
支出を見直し、ミサキドーナツやどぶ板通りにあるスカジャン店など人気店を新たに入れたことで、今のところ売り上げは好調。「赤字にならずになんとかやっていけるかなというところ」と話します。通常販売以外にも、フリーマーケットや職場体験などイベントを盛り込み、集客に繋げています。

1年間限定のため、来年度以降はまた新しい事業者を募集するとのこと。
詳しくは横須賀市HPより「ポートマーケット跡地活用調査報告書」をご覧ください。※2019年7月公募終了

鈴木 孝博┃Facebook
よこすかポートマーケット


04.『夢が叶うまちを創ろう!』
NELD代表 三田 希美子 氏

最後の登壇者は、先日二十歳になったばかりだというNERD(ネルド)代表の三田希美子さん。
『NERD』は「トンネル」と「WORLD」を合わせて生まれた言葉で、横須賀が全国で一番トンネルが多い都市であることに加え、人と人と繋がりを大事にしたいという想いから「トンネル」を連想、また横須賀が世界(=ワールド)に発信できるような都市になればという願いを込め、名付けたのだとか。

横須賀でみんなの「やってみたい!」をサポートしたいという三田さん。
「あなたには夢がありますか?」と問いかけ、挑戦してみたいけど一歩踏み出す勇気がない…、そんな人たちが小さな夢でも叶えられる場所をつくりたいと語ります。また、挑戦して終わりではなく「次のアクション」へ繋げられるよう目指します。

8月にはキックオフイベントを開催予定。
横須賀市谷戸地域の空き家を活用し、お化け屋敷企画や謎解き&リアル脱出ゲームを企画中。

「人と人とのつながりから生まれる新しいモノがあると信じている。夢をもった人がいろんな形で繋がって、化学反応が起きたら面白い」と楽しそうに語る三田さんの表情がとても印象的でした!

NELD┃Facebook
三田希美子┃Facebook


登壇者の皆さん、夢のあるスピーチをありがとうございました!

最後は全員でイチロクポーズです!

イチロクカンファレンス20190516「まちにイノベーションを起こす挑戦Vol.20」

5/16、第20回イチロクカンファレンスを開催します!!
「まちにイノベーションを起こす!」ことをテーマに、三浦半島をベースに活動する方々がプレゼンテーションします!

今回のスピーカーもアクティブに行動しているキャスティング!令和元年初回となるイチロクカンファレンスをぜひお見逃しなく!!

「窮地に立たされた斜陽産業にて〜業務改善と新規事業展開の一現場」湘南製餡株式会社 代表取締役 望月真澄 氏

「夢が叶うまちを創ろう!」NELD代表 三田 希美子 氏

「Yokosuka×F.Marinos Project」大澤 貴行・嘉山 淳平

「ポートマーケットにおける新たな挑戦」鈴木 孝博

登壇者のトークにはきっと「まちにイノベーションを起こす」ヒントがあります。そのヒントはビジネスや各種団体の事業、ひいてはご自身のの人生にも繋がってくるかもしれません!入場無料なのでお気軽にご参加ください!

いっしょに行動を起こしていきたい!何かやってみようかな!どんなことをするのか覗いてみよう!など、まだイチロクに来たことがない方でも大歓迎!

日時:5月16日(木)
時間:19:00〜 スタート、プレゼン(受付18:30〜)
20:30〜 懇親会
場所:16 Startups
(横須賀市小川町19-5 富士ビル3F)
参加費:なし(懇親会参加の方は2000円)
定員:50名 ※先着順

イチロクカンファレンスは、定期的に毎月開催していきます!
次回はみんなの前でプレゼンしたい!と言う方も、ぜひお越しください!