第6回イチロクカンファレンスを開催しました!
Posted on 2018.3.24
Conference

3月16日(金)イチロクの日に開催された、第6回イチロクカンファレンス。回を重ねるごとに多くの方に参加していただけるようになり、会場の熱量も増してきています。

今回の登壇者の方々も個性的な面々で、充実した会となりました。その様子を、ダイジェストでお届けします。

清水茉莉花さん(三浦学苑教諭)、菅野真央さん、高橋里菜さん(高校生リーダー)

フィラデルフィア初の教育プログラム「Edcamp」

トップバッターとなったのは、三浦学苑の教諭である清水茉莉花さんと、高校生リーダーの菅野真央さん、高橋里菜さんの3名です。

彼女たちが取り組むのは、「Education camp=Edcamp」というプログラム。フィラデルフィア初の教育イベントで、参加者が当日持ち寄ったテーマをもとに悩みや課題などを話し合う場をつくる教育イベントなんだそうです。

日本では2014年に導入されたEdcampは全国各地に広まりつつあり、この横須賀でも広めたいと活動しているのが、清水教諭と菅野さん、高橋さんをはじめとした高校生たちです。

Edcampで横須賀にムーヴメントを!

2018年2月24日、このEdcampが須賀でも初めて開催されました。

日本全国で行われているEdcampとの違いは大きく2つ。運営メンバーの大半が高校生であること、横須賀の特性を活かした国際色豊かなゲストが参加していること。

たくさんの方の協力のもと、初のEdcampは大成功。当日は多くの高校生が参加し、議論はかなり盛り上がっていた様子です。

この経験を次回につなげ、横須賀での活動をさらに盛り上げていきたいとのこと。これからの発展に期待したいですね。

Edcamp Yokosuka

 

福田千秋さん(サポートつなぐ代表)

「サポートつなぐ」を広めたい

福田千秋さんは、介護福祉士や介護支援専門員として約17年間活躍した経験を持つパワフルな女性。介護保険外サービスを提供する「サポートつなぐ」を2017年に立ち上げ、もっと広めていきたいと奮闘されています。

サポートつなぐで現在提供しているサービスは、家事代行や見守り、外出サポート、おむつ交換などの身体介護などさまざま。既存の介護保険で利用できるサービスだけではカバーできないところを支援できるのが魅力です。

誰でも来れるお店づくりへ向けて

福田さんの次なる野望は、誰でも来れるお店をつくること。老若男女問わず、車椅子の方でも気軽に立ち寄ってお茶ができるような、そんなお店をつくりたいんだそうです。

お店づくりの実現に向けては、資金や場所、一緒に活動してくれる仲間などの問題がまだまだ山積しているそう。サポートつなぐの活動を広めながら、形にしていきたいとのことでした。

サポートつなぐ

 

清田直紀さん、瀬川雅さん(よこすか硬式テニス普及の会)

中学生に硬式テニスを広めたい

横須賀市内で、中学生に硬式テニスを広めようと活動されている、清田さんと瀬川さん。「よこすか硬式テニス普及の会」を立ち上げ、硬式テニス体験ができる「クリニック」の開催などを行っています。

中学校の部活で硬式テニス部を持っているところは少なく、その数は中学校全体の10%ほど。ほとんどはソフトテニスで、中学校入学までクラブで活動してきた子どもたちが部活で活躍できないという現状があります。

その現状を打破するため、清田さんと瀬川さんを中心に「よこすか硬式テニス普及の会」が発足。中学生向けのクリニックはこれまでに10回開催されました。部活の引率なども行っていき、中学生が部活に出られるようにサポートしていきたいとのことでした。

目指すは「テニスの街、スポーツの街よこすか」

中学生の部活動として硬式テニスを広めることだけが、目指している形ではありません。よこすか硬式テニス普及の会が目標としているのは、「テニスの街、スポーツの街よこすか」。テニスのイベントや大会などで街を盛り上げていきたいと考えているそうです。

そのためにはまだまだ人材面や資金面で壁があるので、ぜひ支援をお願いしたいとのこと。テニスに関心のある方は一度、お2人に会いにレッスンに参加してみてはいかがでしょうか。

 

角田義昭さん(フルクラムスクワッド代表)

楽しく運動能力を伸ばす「リズムトレーニング」

プロダンサー、インストラクターとして活躍されている角田さん(=通称TSUNさん)。EXILE PROFESSIONAL GYMの特別カリキュラム講師としてレッスンを行ったり、アーティスト遊助さんのツアーダンサーをしたりしている傍らで、一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会の理事も務めています。

リズムトレーニングとは、リズム感を高めることで運動能力を伸ばすというこれまでにないトレーニング方法。すでに全国で200か所以上の幼稚園や保育園、小中学校で導入されているほか、プロアスリートも実践している方法なんだそうです。

横須賀でもリズムトレーニングの普及を

日本臨床形成外科学会推薦トレーニングとしても認められている、リズムトレーニング。全国で広まりつつあるものの、まだ横須賀で導入しているところは少ないんだそうです。

リズムトレーニングが活用できるのは、子供やアスリートだけではありません。逗子の老人ホームでは、高齢者が座ったままできるプログラムを実施しているそう。

角田さんは、これから地元である横須賀でもリズムトレーニングを普及させて、子どもやスポーツに取り組む人を中心に役立てていきたいとのことでした。

一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会

 

島貫聡さん、長江亮介さん(ヨコスカ織り人代表)

横須賀の「ヒト」を伝えるメディア

最後に登壇したのは、地域メディア「ヨコスカ織り人」を運営する島貫さんと長江さん。地域の価値である「ヒト」にスポットライトを当てた記事づくりをしています。

約1年半前に立ち上げたヨコスカ織り人は、現在は月間4,000人ほどが閲覧するメディアに成長。まだまだ規模は小さいものの、市民の間での認知は徐々に広まっています。

メディアを通してつくる「共感」と「協力」

ヨコスカ織り人では、Webメディア以外の活動も広げようとしています。

そのひとつが、「織り人マルシェ」。実際にメディアで取材したお店に会いに行けるイベントで、昨年第1回が開催されました。今年5月に第2回を開催予定で、現在準備を進めているところだそうです。

そしてもうひとつ計画しているのが、紙のメディア。Webだけではたくさんの人に情報を届けられないので、紙面での情報発信もしていきたいそう。店頭などに置いてもらって、目にとめてもらえればとのことでした。

ヨコスカ織り人が目指す形は、メディアがプラットホームとなって、住む人の間に気づきやつながりが生まれること。知らせたい人、伝えたいことがある人にぜひ記事をつくるリポーターになってもらい、活動を広げていきたいと話されていました。

 

毎回大きな盛り上がりをみせる、イチロクカンファレンス。次回の開催は4月16日(月)となっています。登壇者の情報などは16StartupsのFacebookページで随時お知らせしていきますので、ぜひチェックしてください。

https://www.facebook.com/16startups/